当院における矯正治療の診断と方針
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、当院における矯正治療の診断と方針についてご紹介します。
診断と当院の方針
以前にご紹介したように、精密検査を精密に行った上で診断をします。矯正治療に向かないと診断された場合は、他の方法を検討しなければなりません。また、場合によってはインビザラインを開始する前に、半年間程別の装置をつけなければならないこともあります。
インビザラインは歯を並べることを主な目的としますが、当院で行っているRAMPAは骨格から矯正することで気道を広くし、呼吸を楽にできるようになる治療です。大人の場合は、これ以上の身体の成長がないため大きく動かすことが難しく、気道が広げられないようであれば当院としては治療をおすすめいたしません。
また、当院では抜歯矯正はほとんどいたしません。気道が十二分に広く、日常の姿勢や呼吸に問題のない方の場合は例外的に抜歯を行うケースもあります。抜歯矯正を行い、口の中が狭くなってしまうと舌は後ろに引っ込んでしまい(=低位舌)気道を狭くしてしまいます。気道が狭くなると「本能的に」楽に息をするため姿勢を崩してしまい、肩こりや片頭痛などの不定愁訴や睡眠関連呼吸障害の原因になってしまいます。そのため、当院では口の中を狭くするような治療は避けるべきと考えています。
治療計画の立案とご説明
精密な検査データから、患者様お一人おひとりに最適な矯正治療の計画を立案いたします。これからの治療の流れ、治療方法、治療期間、治療にかかる費用などをご説明いたしますので、少しでもご不明点やご不安な点があれば、遠慮なくお話しください。
当院がインビザラインの無料相談をしている理由
相談の時点で相談料や診断料を頂戴してしまうと、医院側としても必ず治療をしなければなりません。検査の上でインビザライン治療に向かないと判断するケースもあるからです。その場合には、別の方法を検討することをご提案いたします。また、インビザラインを希望する方の約2~3割が1ステップ(半年間別の装置をつけること)踏むか治療を断念なさっているという事実もあります。このような理由から、当院では無料相談を行っています。
このように、矯正治療を進めるにあたっての方針をしっかりとご納得いただいた上で治療を始められるよう、気になることは何でもご相談ください。
2023年3月23日 (木)
カテゴリー : 矯正