歯がないまま放置することのデメリット
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、歯がないまま放置することのデメリットについてお話ししていきます。
1本くらい歯がなくても大丈夫…ではない
年齢を重ねると、歯を失うという若い頃には想像もしなかった問題に直面します。歯を失う原因は様々ですが、最も多いのは歯周病です。歯には1本1本に役割があります。前歯は食べ物を噛み切り、顔の印象や発音にも関わります。奥歯は食べ物をすりつぶし、噛み合わせを安定させる役割も果たします。
歯がないまま放置するデメリット
・しっかり噛めなくなる
特に奥歯を失った場合、それが1本であっても噛み砕く力が半減してしまうともいわれています。しっかり噛めないことで消化器官への負担も大きくなり、全身にも影響を及ぼすおそれがあります。さらに、脳への刺激が減ることで、認知症の発症リスクが高まるともいわれています。
・顎の骨が溶ける(顎堤吸収)
しっかり噛めないことで顎の骨への刺激が減り、顎の骨が溶けて痩せていく現象が起こります。
・歯並びや噛み合わせが変化する
歯がない箇所のスペースを埋めようとして周りの歯が移動することにより、歯並びや噛み合わせが変わります。見た目に変化が現れるだけでなく、噛み合わせの不具合は頭痛や肩こりの原因となることもあります。
・他の歯や顎に負担がかかる
他の歯や顎に負担がかかり、健康だった歯の寿命を縮めてしまったり、顎関節症を引き起こすおそれがあります。
このように歯がないまま放置すると様々なデメリットがあることから、歯を失った場合にはそれを補う治療が必要です。歯を補う治療にはインプラント、ブリッジ、入れ歯の選択肢がありますので、患者様のお口の中の状況やご要望に合う治療方法をご提案いたします。お気軽に当院までご相談ください。
2023年5月18日 (木)
カテゴリー : 入れ歯