正しい嚙み合わせとはどのような状態
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、正しい噛み合わせの状態についてお話ししていきます。
噛み合わせとは
噛み合わせのことを、歯科の専門用語で「咬合(こうごう)」といいます。咬合とは、下顎を上顎に向かって閉じてくる動作や上下の歯の接触関係のことです。正しい状態の噛み合わせを「正常咬合」、悪い状態の噛み合わせを「不正咬合」といいます。
正しい噛み合わせの条件
正しい噛み合わせである「正常咬合」とはどのような状態なのでしょうか。歯科の学問的に正しいとされている噛み合わせには様々な条件があり、それを満たす状態を正常咬合といいます。その例をご紹介します。
・容易に唇を合わせて口を閉じることができる
・上と下の前歯の中心が口の真ん中に揃っている
・唇を合わせて口を閉じたときに下の前歯が上の前歯よりも内側にくる
・上と下の歯を噛み合わせたときに上下の前歯の隙間が5mm以下になる
・歯列が上下ともにUの字のアーチ状を維持している
・上の前歯2本が全ての歯の中で最も大きく、下の前歯2本が最も小さい
・全ての歯が互いに噛み合っている
・顎に違和感や痛みがない
また、歯並びが良いように見えても、だからといって噛み合わせも良いとは限りません。歯の土台となる顎の骨や全身の身体の歪みが生じていることもあり、これらの歪みは癖や生活習慣によって悪化してくこともあります。噛み合わせが良くないと、頭痛や肩こりなどの全身症状の原因になることもあるので注意が必要です。次回のブログでは、不正咬合にはどのようなものがあるかご紹介します。
まとめ
噛み合わせは年齢とともに変化する可能性もあります。そして、変化する原因は舌の位置や姿勢など、生活習慣や癖に影響されることも多くあるため、毎日の生活の中で注意していくことも必要です。当院では矯正治療を進めるにあたっての方針をしっかりとご納得いただいた上で治療を開始できるようお話を伺いますので、矯正治療にご興味のある方はご相談ください。
2023年7月27日 (木)
カテゴリー : 嚙み合わせ