歯のホワイトニングとクリーニングの違い
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、ホワイトニングとクリーニングの違いついてお話ししていきます。
ホワイトニングとクリーニングは何が違う?
ホワイトニングは、歯の組織そのものの色調を改善する施術です。エナメル質にある色素の元である有機成分にアプローチするため、本来の歯よりも白くすることができます。ただし、着色や歯石などの汚れを落とすものではありません。
クリーニングは歯の表面を機械的に磨いて着色汚れやプラーク、歯石などを除去する施術です。ただし、歯の表面についたステインなどの汚れを落とすことはできても、歯の本来の色より白くすることはできません。また、クリーニングでは、汚れを除去した後にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる処置を行います。これは専用の機器と研磨剤を使用して、汚れをつきにくくするために歯の表面を研磨するものです。定期的に歯のクリーニングの処置を受けることは、むし歯や歯周病を予防することにも繋がります。
イメージとしては、「湯呑(歯)についた茶渋(着色)を落とす」といったことです。
表面についた茶渋(着色)はクレンザー(歯科医院でのクリーニング)で研磨すれば落とすことができますが、ひび割れた箇所にしみ込んだ茶渋(着色)はハイターで漂白(ホワイトニング)しないと取れないですよね?
ホワイトニングの前には歯のクリーニングを
ホワイトニングの施術を受ける前には、クリーニングを受けておくのがおすすめです。汚れがついたままだとホワイトニングの薬剤も浸透しにくく、またホワイトニング効果も感じにくくなってしまいます。ホワイトニングを行う前に歯の表面についた着色汚れを落とすことで、現在の歯の本来の色を確認してから、ホワイトニングで目指す色調を決めていくとよいでしょう。
まとめ
お口の中を健康に保ってこそ、ホワイトニングで得られた効果が際立ちます。クリーニングでお口の中の汚れをしっかりと除去してから、ホワイトニングの施術を受けましょう。
クリーニング、ホワイトニングの施術にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。
2023年10月26日 (木)
カテゴリー : ホワイトニング