日本人の9割は猫背って本当?
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、猫背になる原因についてお話ししていきます。
長時間同じ体勢を続けたり、足を組む、荷物を片側でばかり持つなどの日常生活での癖を続けたりしていると、身体の一部分の筋肉に負担がかかり、正しい姿勢を保つことが難しくなります。それによって起こる悪い姿勢のひとつが「猫背」です。
猫背になる原因
欧米人に比べて筋肉量が少ない日本人は猫背になりやすく、その割合はなんと9割近いともいわれています。子どもであっても、約4割が猫背であるというデータがあるほどです。猫背になる原因には、以下のようなものが挙げられます。
・長時間同じ姿勢をとり首から背中、腰までの筋肉が固まりやすくなる
・運動不足による筋力低下
・正座やお辞儀などの日本人特有の生活習慣
・近年のスマホ文化やマスクによる環境変化
・口呼吸
猫背と口呼吸の関係
姿勢と呼吸は直接関係がないように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は相互に関わりがあります。猫背であることによって呼吸が「腹式呼吸」から胸で浅く呼吸をする「胸式呼吸」になり、その結果口が開いた状態で口呼吸をするようになってしまいます。逆に、口呼吸をしていることによって顎を前に突き出すような前かがみの姿勢になることから、猫背になってしまう場合もあるのです。
当院で「シセイカルテ」を作ってみませんか?
当院では、AIによる姿勢分析システム「シセイカルテ」を導入しております。複数の写真を撮影するだけでAIが自動で姿勢の歪みを分析し、その結果はスマートフォンで見ることもできます。特に、腰回りや首回りを自動検出することで、猫背の度合いや骨盤の傾きも計測可能です。ご自身がどの程度猫背になっているかということを、数値で可視化することができます。
まとめ
このように、多くの日本人にみられる「猫背」は口呼吸とも深い関わりがあり、それは噛み合わせの変化にも繋がっていきます。次回以降のブログでは、口呼吸と噛み合わせの関係、舌の位置と姿勢の関係などについても詳しくご紹介していきます。
「シセイカルテ」を用いた姿勢チェックや、矯正治療にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
2023年12月7日 (木)
カテゴリー : 姿勢