口呼吸の原因とリスク
こんにちは。にしだ歯科医院です。
今回は、口呼吸の原因とリスクについてお話ししていきます。
人間は本来鼻で呼吸をする生き物です。それに対し、息を吸うときも吐くときもどちらも口で行うこと、もしくは常時口をぽかんと開いている状態を「口呼吸」といいます。口呼吸は、哺乳類の中でも人間だけが行っている呼吸方法ともいわれていますが、なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか。また、口呼吸を続けていることでどのようなリスクが生まれるのでしょうか。
口呼吸になる原因
口呼吸になる原因には、様々なものが挙げられます。
・口周りの筋肉の発達不足
・出っ歯などの不正咬合により唇を閉じることができない
・花粉症、アレルギーなどによる鼻づまり
・激しい運動
・就寝中のいびき
これらの原因は一つだけが口呼吸と関係しているのではなく、複数が関係していることもよくあります。
口呼吸により生じるリスク
口呼吸を日常的に続けていると、様々な問題が起こる可能性があります。口呼吸により口周りの筋肉のバランスが崩れると、出っ歯や開咬などの不正咬合を引き起こすほか、それによりしっかり咀嚼ができなくなることもあります。しっかり咀嚼ができないと、胃腸への負担も大きくなります。また、常に口が開いている状態だと口の中が乾燥し、唾液の作用が正常に機能しなくなります。これにより、むし歯や歯周病のリスクも高くなります。さらに、口呼吸により姿勢の歪みが生じるなど、全身にも様々な影響を及ぼすことが分かっています。
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まとめ
このように、様々な原因によって起こる口呼吸は、歯やお口の中だけでなく全身にも影響を及ぼします。次回以降のブログでは、口呼吸と噛み合わせの関係、舌の位置と姿勢の関係などについても詳しくご紹介していきます。
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2023年12月14日 (木)
カテゴリー : 口呼吸と鼻呼吸